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蠱毒/孤独

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1024f

子どもがひとり死んだ
快活な子だった
誰に似たのだろうと思っていた
昔よくしてくれた親戚のおじさんに似ていた
俺の子は死んだが彼はまだ存命だ

子どもがまたひとり死んだ
愛らしい子だった
妻の小さい時によく似ている
みんなにとても愛された

2番目と3番目に謝罪をされた
自分たちのせいで死んだと
何をやっているんだお前たちは
一体
親の見ていないところで

最愛なる妻が死んだ
妻だけは大丈夫だと思っていた
どうして

子どもを愛していたからか
俺のことは愛していなかったのか

原因はどの子だ?

子どもがまたひとり死んだ
強い子だった
俺はまた支えを失くす

死んだということは被害者である証拠だ
決して原因ではない

ではどちらが?

子どもがまたひとり死んだ
残ったのはひとり

お前だったんだな

 
 

 
 

「俺の父は、すでに死んでいる」
「魔神侵攻の折に亡くなった。俺の家族で唯一、こちら側で死ねた男だ」

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